人気ブログランキング | 話題のタグを見る
観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程
7月28日〜8月2日の期間は、夏期講習会B日程を行いました。夏期講習では最初の色彩でにじみやぼかしを生かした下地作りの練習を行いますが、すでにそれを終了していた人は、もう一つの恒例課題「観光ポスター(海外or国内)」の課題に取り組みました。

この課題では、自分で集めた素材を普段の授業より時間をかけて描写するなどして、見応えのある作品に仕上がります。作品としてはまだ弱い部分も見受けられますが、なにがしかの手応えがそれぞれにあったことと思います。今年もバラエティー豊かに仕上がり、楽しい課題になりました。

観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19185738.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19210244.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19203410.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19214146.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19215783.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19193324.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19270184.jpg

観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19184440.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19195459.jpg

観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19201512.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19211958.jpg


観光旅行のポスター  2024年夏期講習B日程_c0208757_19221727.jpg


# by m-art | 2024-08-04 19:13 | 教室風景
夏期講習会A日程 2024年


夏期講習が始まりました。今年はA~D日程まで各6日間、4つの日程で実施します。今年も各日程ともに満席となりました。


7/20(土)〜25(木)でA日程の講習を行いました。夏期講習の初日は、毎年デッサンをしています。経験者の人は1日半かけて描き、平常授業よりもじっくり時間を使って取り組みます。モチーフを配置した後にコピー用紙にスケッチして構成をチェックしたり、3時間ほど描いた段階で、途中経過をチェックするための講評を行います。そうすることで、特にデッサンの入りと前半の進め方をあらためて確認し、より安定した手順を身につけてもらいます。


2日目の色彩の課題では、ワークショップを行い、にじみやぼかし、かすれを活かした制作の手順とコツをつかんでもらう授業を行いました。

夏期講習会A日程 2024年_c0208757_21315348.jpg
夏期講習会A日程 2024年_c0208757_21353154.jpg
夏期講習会A日程 2024年_c0208757_21342357.jpg









# by m-art | 2024-07-26 21:35 | 教室風景
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月
1学期の最後には、毎年デッサンコンクールを行っています。デッサンコンクールとは参加者全員が同じモチーフを3時間きっちり時間を計って描く、デッサン模試のことです。指導なしの自分の力だけで描いた作品に、点数をつけて順位を出します。最近入塾したばかりの人や受験でデッサンが必要ない人を除き、今年は32名が参加しました。
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19083217.jpg
コンクール1位
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19084481.jpg
コンクール2位
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19085272.jpg
コンクール3位
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19101244.jpg
今回のモチーフは「スプライトペットボトル、紙袋(赤)、落花生」でした。紙袋(赤)は、破る、ちぎる、皺をよせる、などの加工をしてよい、という条件です。上位を目指すには袋の口をねじったり一部ちぎったりして積極的に加工しながら構成するのが望ましいのですが、まだ練習量が少ない人は、3時間で描ききるために立体的に膨らませつつも加工しすぎない、という判断もあってよいでしょう。                
7/16(火)の1学期最終講評日に、まずはコンクールの講評を行い、その後、日頃の授業で制作した作品を講評しました。
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19192351.jpg
1学期のデッサンコンクールと最終講評 2024年7月_c0208757_19280650.jpg

# by m-art | 2024-07-17 19:32 | 教室風景
花のデッサンとクロッキー 2024年4月

新学期最初の授業では毎年、花を数本グラスに挿したモチーフをデッサンしています。新鮮な気持ちで花を描いててもらっています。

花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11025591.jpg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11030094.jpg

カリキュラムの都合で1日で描く人と2日で描く人がいますが、2日間かけて描く人はデッサンの前にクロッキーを行います。デッサンではモチーフの配置や比率という構図を重視するため、細部のニュアンスを省略した薄い線で描き始めますが、クロッキーでは構図については気にせずに、始めから対象のかたちが持つニュアンスを線に写し取っていきます。形や質感がもつ豊かさを線に託して表現していきます。デッサンにおいてもベースとしてトーンをある程度付けてから以降に必要になってくる能力です。皆さん、それぞれの線で、花の特徴をうまく表現することができていました。

花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11170610.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11172283.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11173815.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11175969.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11181532.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11164988.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11162120.jpeg
花のデッサンとクロッキー 2024年4月_c0208757_11163402.jpeg


# by m-art | 2024-04-17 10:56 | 教室風景
2024年度 オリエンテーション 

4月8日(月)に、新年度のオリエンテーションを行いました。

昨年度は、年度始めから教室が満席になるという今までにない特別な状況でした。たくさん在籍していた受験生も、第1志望校を目指すため数名が浪人生となりましたが、ほとんどは進学して旅立っていったので、今年はまだ教室は空いています。

以前にも受講生が多くなり教室を一部屋増やして授業をしたことがありましたが、いろいろな理由で、もう教室を拡張することはしない方針です。今年度は土曜日が早めに満席になるかもしれません。

2024年度 オリエンテーション _c0208757_11124009.jpg

オリエンテーションでは、建築家の伊東豊雄さんのビデオを観て感想文を書いてもらいました。建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を2013年に受賞した伊東さんは、「せんだいメディアテーク」、「みんなの家 ぎふメディアコスモス」、「台中国家歌劇院」などの代表作を設計しました。東日本大震災の時にはいち早く被災地に入り、被災者のための「みんなの家」を東北各地に作りました。


大学進学時に、いわば消去法で選んだ建築にのめり込んでいったこと。自分が育った長野県諏訪湖のほとり、その環境が作品に影響しているということ。美しい建築を作るには「建築模型をたくさん作ったり、スケッチをたくさん描くしかないのではないか」と語られたこと。このビデオには、伊東さんから受験生へのヒントがいくつか散りばめられていると思いました。


ル・コルビュジェに代表される近代主義から出発した伊東さんは、「建築とは何か?」と問い続ける中で、近代主義への懐疑を持つにいたります。歴史的にも近代主義は、それを突き詰めるあまりに機能性や合理性を重視しすぎて、何か大切なものを削ぎ落としてしまった。伊東さんの建築は「身体的に考える」ことでそれらを取り戻しながら、成立しているように見えます。


ただ、これから大学に進学してそれぞれの道を突き詰めようとしている受験生には、むしろ近代主義=モダニズムが提示した造形表現の可能性をこそ、まずは学んでほしいと私は思います。それと同時に、近代主義一辺倒に陥らずに、自分や社会にとって大切なものを、伊東さんにならって「身体的に」掴んでいってほしいと思います。(n.m.)


# by m-art | 2024-04-09 11:11 | 教室風景