教室通信/松尾美術研究室

＞ 夏期講習会C日程・D日程の色彩 2022年8月

夏期講習会C日程を8月13日〜18日の期間に、夏期講習会D日程を8月20日〜25日の期間に行いました。C日程D日程で取り組んだ恒例課題「観光ポスター（海外または国内）」の作品です。

その他、志望校や練習の進み具合に合わせて、それぞれ色々な課題に取り組みました。

＞ 観光ポスターの課題 夏期講習会B日程 2022年 7/28〜8/2

7月28日〜8月2日の期間は、夏期講習会B日程を行いました。夏期講習では最初の色彩でにじみやぼかしを生かした下地作りの練習を行いますが、すでにそれを終了していた人は、もう一つのの恒例課題「観光ポスター（海外または国内）」の課題に取り組みました。

この課題では普段より時間をかけて描くので、自分で集めた素材を根気よく描写するなどして見応えのある作品に仕上がります。構成による演出の仕方などまだ弱い部分も見受けられますが、今年もバラエティー豊かに仕上がって楽しい課題になりました。（最後の１枚は多摩美グラフィックデザイン科の過去問題です）

＞ 夏期講習会A日程 終了 2022年7月26日

夏期講習会A日程が終了しました。夏期講習最終日のデッサンでは、初心者の人を除いて、毎年、先ずは「ナスビ」をモチーフに描いてもらっています。色の黒いナスビを描くことで、鉛筆でしっかりと濃い色を表現する練習をします。今回は Ｍ先生が大きなナスビを買ってきてくれたせいか、皆さんモチーフを画面に大きく入れて、しっかりと濃い色と立体感を表現することができました。

こちらは初日と2日目にかけて８時間で描いたデッサンです。

＞ 夏期講習会A日程がはじまりました。2022年7月

7/21(木）より夏期講習が始まりました。

夏期講習ではA～Ｄの４つの日程を設定し、今年もどのコースともに満席となりました。それぞれ連続した６日間の講習で練習していきます。平常授業よりもまとまった時間が取れるので、じっくりと制作することができます。

A日程は7／21～7／25の期間です。

受験にデッサンが必要で初心者以外の人は、各日程での１枚目のデッサンを８時間程度の時間をかけて描きます。２時間半ほど描いた段階で、構図やモチーフの形態、進め方などのチェックをするために途中経過の講評を行います。

デッサンの進め方が良い人は、デッサンに必要なものの見方ができている、ということになります。特に描き始めの時間帯では、画面全体を視野に入れて構図を意識しながら描くことが大切です。そのために必要な鉛筆の使い方なども意識しながら練習していきましょう。

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＞ １学期のデッサンコンクール 2022年7月

1学期の最後には、毎年デッサンコンクールを行っています。デッサンコンクールとは参加者全員が同じモチーフを３時間きっちり時間を計って描く、デッサン模試のことです。指導なしの自分の力だけで描いた作品に、点数をつけて順位を出します。最近入塾したばかりの人や受験でデッサンが必要ない人を除き、今年は38名が参加しました。

コンクール１位コンクール２位コンクール３位

今回のモチーフは「ビスコ、アクエリアスゼロペットボトル」でした。ビスコは箱を開けたり中袋やお菓子を取り出したりするのも自由という条件です。難度の高い大学になると、このように構成の選択肢が多くなるモチーフが出題される傾向にあります。袋やお菓子を出して積極的に構成するのが望ましいですが、積極的に構成しても描ききれなければ評価は下がってしまいます。

多くの人が積極的にモチーフを展開して構成していましたが、この時期はまだ時間内に描ききれなかった人もいました。ただ、今回時間を限定して描いたことで、どのような時間配分で進めるべきか実感できたと思います。今後の練習に活かしていってください。